元薬屋のひとりごと

元ドラッグストア店員が語るクスリの話

かぜ薬は万能薬ではない。なぜなら…。

※本ページはプロモーションが含まれています。


f:id:ikinuke:20240214232005j:image
みなさんは風邪薬を飲むと病気の症状がおさまるから、治った気がするでしょ??

私も薬の知識を得るまではそうでした。

 

治ってないってこと??

そう疑問に持った方もいるかもしれませんので、順を追って説明いたします。

 

大まかなクスリのジャンルからお話しますね。

咳止め:咳の症状を止めるもの。

解熱鎮痛剤:熱や炎症を止めるもの。

鼻炎薬:鼻の炎症止め

下痢止め:下痢症状を止めるもの。

 

記載を見るとなんとなく分かった方もいるかもしれませんが、基本的に止めるって事なんですよ。あくまで、症状を止める。

これはどういうことかと言うと、症状を抑えて、体力を回復して治しましょうって事なんですよ。

 

咳や熱が辛かったら、体力がなくなって治せる力が足りなくなってしまう。だから、身体を一時的にラクにしてあげることで、食事をしたり、睡眠を取ったりして治すんです。

 

じゃあ、薬は飲まなくていいのかって聞かれると、しっかり休めて栄養を取れるなら、問題ないということになるんです。

 

逆に、時には飲まない方がいい場合もあります。まぁ、その話はまた次回にでもお話しますね。

 

早く回復する為に、薬を服用するのは大切なことです。ですが、用法用量を守らないと期待している効果は望めませんので、しっかりと理解した上でご利用くださいね。

※本ページはプロモーションが含まれています。